お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、確実にナチュールワインの扱いを増やしています。
SNSをご覧になってご来店いただくお客様も増えてまいりました。
ありがたいことです。
ただナチュールワインの定義はとくにないのでご来店いただいてから「訝しい」表情をされる場合がどうしてもあります。
イメージとして抱いていたものと異なる、そんなところでしょうか。
厳正に説明するととっても長くなるので最低限な内容だけ記述します。
✅安くないです
お野菜や他のオーガニック商品って、既成の商品より高い価格で販売されてますよね。
ワインも同様です。 薬品や添加物に頼らないということは手間がかかります。
1.000円ちょいで売っているナチュールはほとんど嘘んこです。
✅健康食品ではないです
お酒です。 飲み過ぎは、飲みすぎシール貼られます。 体には毒ですので適量でお楽しみください。 俗物にまみれた現代人がナチュールワインを飲んだところで聖人君主にはなれません。 ナチュールワインの生産者だって病気になります。
✅SO2、亜硫酸に関して
学者ではないのでコメントは差し控えます。
“添加“と“含有“の区別がついてない方が多いのは確かです。
✅二日酔いします
一時期いわれて迷信のように語り継がれてます、すでに科学的に解明されており、ナチュールワインで二日酔いはバリバリします。 悪酔いもします。
✅必ずしも美味しいとは感じないかもです
ナチュールワインを作るための考えやテクニックは通常の「美味しいワイン」とは必ずしも同一ではありません。 高い割に美味しくない、それが酒です。
✅日本ワイン = ナチュールワイン ではないです。
イメージなんでしょうか。 日本ワインとナチュールワインをなぜか同じベクトルに載せたがるのですがまったく異なるアプローチです。
✅当店の推奨するナチュールワインはけっこう普通です
おすすめする内容にもよりますが、あまり飲み慣れてないゲストにいきなり劇薬は販売しません。 もちろん個性を感じさせるナチュールワインもありますが「美味しい」を優先したワイン選びを行っています。 飲んでみて「なんじゃこりゃ」なワインはありません。
✅店主はナチュール嫌いではありません
その生い立ち故か、このように思われてますが誤解であり不快です。 店主は今でもナチュールを飲みますし、黎明期の酷かった頃の思い出をリフレインのように振り返り現代のナチュールワイン界隈を生暖かい目で見ております。 自身もアップロードしていくために飲まず嫌いにはなりません。
そして今後は。
できれば、「これはナチュールワイン」で 「こっちはケミカルワイン」などと分け隔てなく扱えればいいなと思ってます。
分断は良くないです。
よく、どういうときに飲めばいいのか。 料理は何と合わせればいいのか。 というご質問があります。
ソムリエ協会もナチュールワインのことはかなりスルーしてるのでこのあたりの検証が十分じゃないですよね。
食中酒としての活用の場もあります。 むしろ我々日本人にとってはアジャストしやすいワインだと思います。
いろいろ試してみましょう。
やっぱり長くなりましたね、すいません。
今回はこのへんで勘弁です。
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