シリーズ:ワイン屋の店主は帰らない  arkua(アルクァ)編

 

ワイン屋店主が退勤後に立ち寄り仕事兼飲み、テイスティングでくだを巻き訪問するシリーズ4夜はかつて勤務していた某フレンチレストランでは同僚。 現在はワインもお付き合いいただいている関係です。 同僚時代はともに産みの苦しみを味わい、現在はそれぞれに起業したなかで共通の話題も事欠かない。

今宵も店主は帰らない。

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場所は仙台市役所方面から西へ法務局方面へ。

路面の一角にある佇まいは知らなかったら通り過ぎてしまいそうな店構え。

小さな小窓と看板。

ご来店の際はあらかじめお店の場所をリサーチされることをお勧めします。

店内はセンターにいわゆるシェフズテーブル。

調理の仕上げ、盛り付けとすべて目の前でライブキッチンスタイル。

事実、かなり近い。

ダイニング内にはテーブル席も2つ、 パーソナルな個室も用意されています。

 

:お料理は

コース形式が基本のようで、品数と単価別の3つのコースがありました。

料理内容はお任せ的な。

食材はシェフの幅広い交友関係の中で入手されたものは多いようです。

盛り付けや食器類の選び方、使い方もある斬新さが光ります。

和食器ってフレンチレストランでも多く採用されてますがけっこう難しいと思うんです。  食材に主体性がないとどうしも器の存在が勝ちすぎてしまうようで。

アルクァさんの場合はビビットで鮮やかなソースや食材を大胆に使っていますね。

 

:ワインは

グラスワインとワインペアリングを設定されています。

内容は意外にもナチュール系というよりはオーソドックスなセレクトで安定感あるラインアップです。  

ワイングラスも本格派の選択をされています。

ワインを生かすも殺しもグラス次第、その機能美は味と香りに直結することをシェフはご存じなようです。

 

ついつい昔話と、小規模事業主的会話、果ては選挙の話題と話こんで長居してしまいました。  

居心地の良さとライブ感、そこには居ない誰かに見せたくなる、そんな設の料理店。

ご馳走様です。帰ります。

※上記コメントはあくまで個人の感想です。